最高裁

今日の労働裁判例
Case314 時間外手当が増えるとその分調整手当が減る賃金体系において労基法37条の割増賃金の支払いがあったとはいえないとした最高裁判例・熊本総合運輸事件・最判令5.3.10労判1284.5

(事案の概要)  トラック運転手である原告労働者が、被告会社に対して残業代請求した事案です。  原告が入社した当時、会社では歩合給的に月の賃金総額を決定した上で、賃金総額から基本給と基本歩合給を差し引いた額を時間外手当と […]

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