自由な意思
【求人詐欺】マンダイディライト事件・大津地判令和6年12月20日労判1329号36頁【労働弁護士が選ぶ今日の労働裁判例28】
就労開始前に求人票と異なる雇用期間の定めが契約書に記載されていた労働契約の成立時期と労働条件が争点となった事案 労働弁護士による詳しい解説はこちら▼ https://suzukiyuta.jp/2025/06/23/ca […]
【求人詐欺】Case594 求人票の記載から期間の定めのない労働契約が締結されたとして雇用契約書による有期雇用への変更が無効とされた事案・マンダイディライト事件・大津地判令6.12.20労判1329.36【労働弁護士が選ぶ今日の労働裁判例】
【事案の概要】 原告労働者(X)が、人材派遣業を営む被告(Y社)に対し、労働契約上の地位確認等を求めた事案です。 Xは令和5年6月19日に「正社員」「期間の定めなし」「試用期間あり期間2か月間」というハローワークの求人票 […]
【残業代】Case589 テレビ番組制作業務における事業場外みなし制度の適用が無効とされるなどした事案・テレビ東京制作事件・東京地判令5.6.29労判1324.61
事案の概要 原告労働者は被告会社の従業員(副参事)としてテレビ番組制作業務に従事していました。原告は被告に対し、未払残業代及びそれに対する付加金、並びに48日間連続勤務や月100時間を超える時間外労働について安全配慮義 […]
【音声解説今日の労働裁判例18・労働者の同意】山梨県民信用組合事件・最二小判平成28年2月19日労判1136号6頁
複数の信用組合合併に伴う退職金支給基準の変更の有効性が争われた事案。一審の甲府地方裁判所は、従業員らが合併関連文書への署名や労働協約の締結を通じて、退職金計算方法の変更に同意していたと判断し、原告の請求を棄却しました。東 […]
【音声解説今日の労働裁判例13・不当解雇】K'sエステート事件・東京高判令和6年12月24日労判1327号73頁
会社から不当解雇を受けたと主張する元営業担当者が、労働契約上の地位確認と未払賃金の支払いを求め、これに対して会社側が解雇撤回後の労務不提供期間の賃金支払義務はないと主張し、かつ労働者の負担すべき社会保険料立替金の支払いを […]
【不当解雇・解雇撤回】Case588 方便的解雇撤回後の労働者の不就労期間について賃金請求が一部認められ歩合給変更が無効とされた事案・K’sエステート事件・東京高判令6.12.24労判1327.73
事案の概要 本件は、原告Xが、被告Y社に対し、Y社が行った解雇の通知が無効であると主張し、労働契約上の地位確認と未払賃金の支払いを求めた事案です。 Y社はXに対して令和4年5月3日付けでの解雇の通知を行いましたが、X […]
【残業代】Case584 歩合給を運行時間外手当とする賃金規程の改定が不利益変更に当たり労働者の合意書があっても無効とされた事案・あさと物流事件・神戸地判令6.5.13労判1323.57
⑴ 事案の概要 原告Xは、被告である運送会社Y社に雇用されていました。Y社は、旧規定から本件規定へ賃金規定を改定しました。この改定により、旧規定にあった歩合給が廃止され、代わりに「運行時間外手当」が導入されました。運行 […]
【音声解説今日の労働裁判例6・残業代】あさと物流事件・神戸地判令和6年5月13日労判1323号57頁
運送会社に雇用されていた従業員が、賃金規定の改定に伴う割増賃金等の差額の支払いを求めた事案。主な争点は、賃金規定の不利益変更の有効性と、新たに導入された「運行時間外手当」の割増賃金としての性質。
【フリーランス、夜職】Case574 ホステスの労働者性を認め罰金、厚生費及び仮受金名目の賃金控除を無効とした事案・第三相互事件・東京地判平22.3.9労判1010.65
(事案の概要) 本件は、本件クラブでホステスとして働いていた本件労働者が、本件クラブを運営する本件会社に対して、本件入店契約が労働契約に当たるとして未払賃金の支払を求めた事案です。 会社の就業規則には、以下の罰金条項 […]
【解雇事件マニュアル】Q56合意により試用期間を延長できるか
労働契約上に試用期間延長の根拠がない場合に、労働者と使用者との合意により試用期間を延長することが許されるか。 当初の試用期間満了時に使用者が労働者を有効に本採用拒否できる場合に、これを猶予して使用者が一方的に試用期間 […]