2023年12月

今日の労働裁判例
Case442 院内連絡用PHSを常に携帯し休憩時間がなかったとして研修医の残業代請求及び労災損害賠償請求が認められた事案・医療法人社団誠馨会事件・千葉地判令5.2.22労判1295.24

(事案の概要)  原告労働者は、被告法人が開設する病院で後期研修医として勤務し、多い時期には月100時間以上の時間外労働をし(判決の認定ベース)、適応障害を発症し休職しました。  原告の雇用契約では、臨時日・当直及び時間 […]

続きを読む
今日の労働裁判例
Case441 労働組合が会社の取引先銀行や顧客取引先に会社の違法行為を指摘する要請書を送付したことなどが正当な組合活動に当たるとされた事案・プレカリアートユニオンほか(粟野興産)事件・東京高判令4.5.17労判1295.53

(事案の概要)  原告会社が、被告労働者及び被告労働組合に対して信用毀損を理由に損害賠償請求した事案です。  被告労働者は、会社に解雇されたため、個人加盟の組合に加入しました。  被告らは、会社の取引先銀行や顧客取引先に […]

続きを読む