今日の労働裁判例
【音声解説今日の労働裁判例10・残業代】テレビ東京制作事件・東京地判令和5年6月29日労判1324号61頁新着!!
被告(株式会社テレビ東京制作)に雇用されていた原告(労働者)が、被告に対し、未払いの法内超勤・時間外・休日割増賃金および付加金の支払いを求めるとともに、被告が行った懲戒処分の無効確認、ハラスメント等に基づく不法行為による […]
【音声解説今日の労働裁判例9・復職】ホープネット事件・東京地判令和5年4月10日労判1324号37頁新着!!
原告(従業員)が被告(会社)に対し、パワーハラスメントや、病気による休職後の復職可否判断およびそれに伴う退職措置の有効性、不法行為に基づく損害賠償などを求めた事案 【弁護士コメント】AIの解説に補足します。私は、主治医の […]
【音声解説今日の労働裁判例8・労働組合】国・中労委(ワットラインサービス)事件・東京高判令和6年11月6日労判1324号5頁新着!!
請負契約に基づき労務を提供する個人作業者の労働組合法上の労働者性、彼らで組織された労働組合の法適合組合該当性、会社による団体交渉拒否・支配介入の不当労働行為該当性、および救済の利益の有無が争点となった事案。
【労働組合】Case586 請負契約の個人作業者について労組法上の労働者性が認められた事案・国・中労委(ワットラインサービス)事件・東京高判令6.11.6労判1324.5新着!!
1 事案の概要 原告X社は、電気メーターの計器工事を請負契約で個人作業者に委託していました。個人作業者らは合同労働組合の分会を結成し、X社に対し団体交渉を申し入れましたがX社は個人作業者が労働契約を締結している従業員で […]
【音声解説今日の労働裁判例7・残業代】クローバー事件・静岡地沼津支判令和5年3月27日労判1323号64頁新着!!
介護施設に勤務していた従業員(原告ら)が、使用者(被告)に対して未払いの残業代等の支払いを求めた事案。主な争点は、変形労働時間制の適用の有無と、割増賃金の算定基礎となる賃金の範囲。
【残業代】Case585 半月毎のシフト表による1か月単位の変形労働時間制の効力が否定された事案・クローバー事件・静岡地沼津支判令5.3.27労判1323.64新着!!
1 事案の概要 原告労働者ら16名は被告会社が運営する介護施設で、施設長、訪問介護サービス提供責任者兼介護職、介護職などの職務に従事していました。被告の就業規則では休日は勤務シフトにより定めるとされ、賃金規程では職位手 […]
【残業代】Case584 歩合給を運行時間外手当とする賃金規程の改定が不利益変更に当たり労働者の合意書があっても無効とされた事案・あさと物流事件・神戸地判令6.5.13労判1323.57新着!!
⑴ 事案の概要 原告Xは、被告である運送会社Y社に雇用されていました。Y社は、旧規定から本件規定へ賃金規定を改定しました。この改定により、旧規定にあった歩合給が廃止され、代わりに「運行時間外手当」が導入されました。運行 […]
【音声解説今日の労働裁判例6・残業代】あさと物流事件・神戸地判令和6年5月13日労判1323号57頁新着!!
運送会社に雇用されていた従業員が、賃金規定の改定に伴う割増賃金等の差額の支払いを求めた事案。主な争点は、賃金規定の不利益変更の有効性と、新たに導入された「運行時間外手当」の割増賃金としての性質。
【音声解説今日の労働裁判例5・国際】ユナイテッド・エアーラインズ(整理解雇)事件・東京地判令和6年1月22日労判1323号46頁
外国航空会社に雇用されていた従業員らが、労働契約上の地位確認等を求めて会社を提訴したのに対し、会社が、労働契約に含まれる仲裁合意に基づき訴えは不適法である(防訴抗弁)と主張し、その仲裁合意の成否や効力が争われた事案
【音声解説今日の労働裁判例4・昇給】学校法人和洋学園事件・東京高判令和6年4月25日労判1323号32頁
学校法人に雇用されている従業員が、過去に実施されなかった定期昇給および特別昇給について、労働契約または労使慣行に基づき法人がその実施義務を負っていたとして、差額賃金等の支払いを求めた事案