賞与
Case292 賞与の考課期間満了後支給日前に病死した労働者に支給日在籍要件を適用することは公序良俗に反するとして賞与請求が認められた事案・医療法人佐藤循環器科内科事件・松山地判令4.11.2
2023年2月25日
(事案の概要) 本件労働者は、夏季賞与の考課対象期間満了日の後、支給日の20日前に病死により被告法人を退職扱いとなりました。 法人は、賞与支給日に在籍していることを支給要件としており、本件労働者に賞与を支給しませんで […]
Case259 労働者に改善の見込みがないということはできず他部署への配転等も可能であったとして能力不足による試用期間中の解雇を無効とした事案・一般社団法人日本品質保証機構事件・東京地判令4.2.2
2022年12月25日
(事案の概要) 原告労働者は、被告法人と試用期間付きの無期雇用契約を締結しましたが、職員としての能力、適性を著しく欠いているとして試用期間満了日をもって法人から解雇されました。 本件は、原告が法人に対して、解雇の無効 […]
Case258 非組合員にのみ賞与を支給し組合員には一切支給しなかったことが不利益取扱いの不当労働行為に当たるとされた事案・国・中労委(大久保自動車教習所)事件・東京地判令4.2.2
2022年12月25日
(事案の概要) 中央労働委員会の不当労働行為一部救済命令に対する取消訴訟です。 本件労働組合が、本件会社が組合員に対して冬季賞与を支給しなかったこと等が不利益取扱い等の不当労働行為に当たるとして京都府労働委員会に対し […]
Case159 育休明けの時短勤務のために有期雇用への転換が必要であるとの説明に基づいてされた有期雇用契約書への署名が自由な意思に基づかず無効であるとされた事案・フーズシステムほか事件・東京地判平30.7.5労判1200.48
2022年7月25日
(事案の概要) 原告労働者(女性)は、無期雇用の事務統括として被告会社で働いていました。原告は、育児休暇からの復帰にあたり時短勤務を希望しましたが、会社は勤務時間を短縮するにはパート社員になるしかないと虚偽の説明をしま […]
Case125 別件訴訟の尋問期日に出頭出来ていたこと等から復職可能の主治医の診断書が信用できるとされた事案・神奈川SR経営労務センター事件・横浜地判平30.5.10労判1187.39
2022年6月6日
(事案の概要) 本件は、精神疾患での休職期間満了により退職扱いとされた原告労働者ら2名が、復職可能な状態に回復しており退職扱いは無効であると主張して、雇用契約上の地位の確認や賃金及び賞与の支払いを求めた事案です。 原 […]
Case19 第三者委員会が認定したパワハラを理由とする懲戒解雇を無効とし賞与請求も認めた事案・社会福祉法人ファミーユ高知事件・高松高判令4.5.25
2021年11月11日
(事案の概要) 第三者委員会が認定したパワーハラスメントを理由になされた懲戒解雇の有効性が争われた事案です。賞与請求の可否の争点となりました。 被告が運営するリハビリセンターの職員が大量に退職した原因が、センター長で […]