休職

今日の労働裁判例
【休職】片山組事件・最一小判平成10年4月9日労判736号15頁【労働弁護士が選ぶ今日の労働裁判例25】新着!!

労働者が病気により現場作業ができなくなった際の自宅待機命令の適法性と、その期間中の賃金請求権の有無に関する裁判例。東京地方裁判所は自宅待機命令は違法ではないとしつつも、会社側の対応の不備を理由に賃金請求を認めました。続く […]

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今日の労働裁判例
【音声解説今日の労働裁判例9・復職】ホープネット事件・東京地判令和5年4月10日労判1324号37頁

原告(従業員)が被告(会社)に対し、パワーハラスメントや、病気による休職後の復職可否判断およびそれに伴う退職措置の有効性、不法行為に基づく損害賠償などを求めた事案 【弁護士コメント】AIの解説に補足します。私は、主治医の […]

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今日の労働裁判例
【不当解雇、休職】Case563 週刊誌の取材に回答したことや刑事告発をしたことを理由とする解雇及び精神障害による欠勤を理由とする解雇が無効とされた事案・大津漁業協同組合事件・東京高判令7.1.23

(事案の概要)  本件は、被告漁協から解雇された原告労働者2名が、漁協に対して解雇の無効を主張して雇用契約上の地位確認等を求めた事案です。 原告A  原告Aは、①週刊誌記者から取材を受け、漁協が茨城県作成の「しらす試験操 […]

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今日の労働裁判例
【不当解雇、試用期間】Case552 試用期間満了による本採用拒否が認められる範囲はそれほど広いものではないとした事案・ライトスタッフ事件・東京地判平24.8.23労判1061.28

(事案の概要)  原告労働者は、被告会社と試用期間3か月の無期雇用契約を締結し、保険外交員として勤務していました。原告は、会社代表者からの受動喫煙を理由に体調不良を訴えました。代表者は、原告に対して、自主退職するか、即時 […]

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解雇事件マニュアル
【解雇事件マニュアル】Q27退職扱いにも労基法19条1項が適用されるか

 就業規則上の休職期間満了の効果として、休職期間満了が解雇事由とされていることもあれば、休職期間満了をもって自然退職したものと扱うなどとされていることもある。後者の退職扱いにも労基法19条1項による制限が適用されるのかが […]

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今日の労働裁判例
【賃金減額、損害賠償】Case467 賃金規程に降給を予定した規定がないとして勤務不良を理由とした一方的な賃金減額を無効とし休業損害等の損害賠償請求も認めた事案・システムディほか事件・東京高判平30.12.19

(事案の概要)  被告会社で勤務する原告労働者の賃金は、月37万6500円(基準給23万、能力給3万2000円、裁量労働手当5万7500円、技能手当2万7000円、住宅手当3万)でした。  会社は、原告の賃金を、月22万 […]

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今日の労働裁判例
【不当解雇、休職】Case430 休職理由である適応障害とは異なるコミュニケーション能力等の問題を理由とした自然退職扱いを無効とした事案・シャープNECディスプレイソリューションズほか事件・横浜地判令3.12.23労判1289.62

(事案の概要)  原告労働者は、職場で度々涙を流すようになり、適応障害と診断され、被告会社から平成28年3月から平成29年7月まで休職を命じられました。  原告の主治医は、原告がASD(自閉症スペクトラム)だと考えました […]

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今日の労働裁判例
【休職、損害賠償】Case380 会社が労働者の処遇を検討するための2か月の自宅待機を休職扱いし一部有給休暇及び代休として処理したことが違法とされた事案・上州屋事件・東京地判平11.10.29労判774.12

(事案の概要)  店長として勤務していた原告労働者は、従業員からの告発を受け、被告会社から勤務態度や金銭管理について事情聴取を受けました。  事情聴取の翌日、会社は、原告の処遇を検討するため、原告に対して期間を定めず自宅 […]

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今日の労働裁判例
Case231 プライベートで元交際相手に傷害を負わせたとして刑事裁判を受けていた労働者に対する起訴休職処分が無効とされた事案・全日本空輸事件・東京地判平11.2.15労判760.46【百選10版64】

(事案の概要)  被告航空会社に機長として雇用される原告労働者は、平成8年4月、プライベートで元交際相手(会社の元客室乗務員)に傷害を負わせたとして逮捕され、罰金10万円の略式命令を受けて釈放されました。原告は、同年5月 […]

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今日の労働裁判例
Case173 労働者が精神疾患を申告しなかったことを理由とする過失相殺を否定した最高裁判例・東芝(うつ病・解雇)事件・最判平26.3.24労判1094.22

(事案の概要)  原告労働者は、被告会社において初めてプロジェクトのリーダーを任されてから長時間労働を余儀なくされていました。  原告は、労働時間が一定の時間を超えた従業員につき実施される時間外超過者健康診断を受診し、頭 […]

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