残業代

今日の労働裁判例
Case103 役員の専属運転手につき出庫・帰庫にかかる時間及び待機時間の労働時間該当性が認められた事案・ラッキーほか事件・東京地判令2.11.6労判1259.73

(事案の概要)  始業・終業の時刻や待機時間の労働時間該当性が争いになった残業代請求事件です。  原告労働者は、被告会社会長の専属運転手として、会長専用車両(本件車両)の運転業務に従事していました。  原告は、朝自宅近く […]

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今日の労働裁判例
Case100 労基法上の労働時間とは労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間をいうとした最高裁判例・三菱重工長崎造船所事件・最判平12.3.9労判778.11【百選10版35】

(事案の概要)  被告会社では、始業は所定の作業時刻に作業場において実作業を開始し、作業服への更衣、安全衛生保護具等の装着は始業前に行うこととされ、終業は所定の終業時刻に実作業を終え、終業後に更衣等を行うものとされていま […]

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残業代
管理監督者って何?

1 はじめに  労働契約で定められた所定労働時間を超えて働いた場合、超えた時間に応じた残業代が発生し、また、労働基準法に定められた条件に該当する場合には、割増賃金が発生します。  >詳しくはこちら  しかし、会社から様々 […]

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今日の労働裁判例
Case57 元代表取締役につき未払残業代約1000万円相当の損害賠償責任を認めた事案・エイシントラスト元代表取締役事件・宇都宮地判令2.6.5労判1253.138

(事案の概要)  原告は、会社を退職後、会社を被告として残業代請求訴訟を提起し、被告の欠席判決により、会社に約1000万円の支払を命じる判決が確定しました。  しかし、判決確定後も会社が残業代を支払わないため、原告が会社 […]

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残業代
残業代請求の時効

1 残業代請求の時効は2~3年  従前残業代請求権の時効は2年とされていましたが、令和2年4月に改正民法が施行され、それ以降に発生した残業代請求権の時効は3年に延長されました。 なので、現在は、 ・令和2年3月までに発生 […]

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今日の労働裁判例
Case25 着替え時間の残業代や天引きされた賠償金の返還等が認められた事案・アートコーポレーションほか事件・東京高判令3.3.24労判1250.76

(事案の概要)  引越作業員である原告らが、会社に対して、残業代の支払いや給与から天引きされた賠償金の返還等を求めた事案です。  原告らは、主に①着替え時間の残業代の支払い、②天引きされた引越事故責任賠償金の不当利得返還 […]

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今日の労働裁判例
Case23 ホテル従業員の労働者性及び不活動時間の労働時間性が認められた事案・ブレイントレジャー事件・大阪地判令2.9.3労判1240.70

(事案の概要)  社会保険料の源泉徴収を嫌って労働契約から業務委託契約に切り替えて、従前と同様ラブホテルのフロント係の業務に従事していた原告が、会社に対して残業代請求をした事案です。  原告のシフトは3日に1回程度の24 […]

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残業代
どういう場合に残業代が発生するの?

1 法定の割増賃金  労働基準法に定められた条件に該当する労働を行った場合には、その労働時間に応じた法定の割増賃金が発生します。  労働基準法に定められた条件と割増率は以下のとおりです。 ①原則1日8時間又は週40時間を […]

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今日の労働裁判例
Case9 調整手当が固定残業代に当たらないとされた事案・KAZ事件・大阪地判令2.11.27労判1248.76

(事案の概要)  飲食店従業員の残業代請求事件です。調整手当及び休日手当が固定残業代に該当するかが争点となりました。  雇用契約時に、会社から原告に対して賃金の内訳の説明はありませんでした。  会社は、調整手当について、 […]

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今日の労働裁判例
Case2 スタッフ職の管理監督者性が否定された事案・三井住友トラスト・アセットマネジメント事件・東京高判令4.3.2労判1294.61

(事案の概要)  部下や組織のマネジメントを行う所謂ライン管理職ではなく、部下を持たずに専門的な知識や経験を活かして特定の業務を担当するスタッフ職の管理監督者性が問題となった残業代請求の事案です。  社内パソコンのログオ […]

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