弁護士のモノ自慢
革靴×スニーカー(アシックスランウォーク)

 弁護士は職業柄スーツを着る機会が多く、足元は自然と革靴が多くなります。私も弁護士になって以降(正確には修習生になって以降)、オンの日はずっと革靴を履いてきました。  ビシッとしたスーツに高級な革靴を合わせると凄く格好い […]

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今日の労働裁判例
Case26 無期転換逃れの雇止めを無効とし無期転換を認めた事案・公益財団法人グリーントラストうつのみや事件・宇都宮地判令2.6.10労判1240.83

(事案の概要)  原告は、平成24年11月1日、法人との間で雇用期間を平成25年3月31日までとする非常勤嘱託員の労働契約を締結し、無期転換ルールが施行された平成25年4月1日以降、計5回にわたり、雇用期間を1年とする契 […]

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今日の労働裁判例
Case25 着替え時間の残業代や天引きされた賠償金の返還等が認められた事案・アートコーポレーションほか事件・東京高判令3.3.24労判1250.76

(事案の概要)  引越作業員である原告らが、会社に対して、残業代の支払いや給与から天引きされた賠償金の返還等を求めた事案です。  原告らは、主に①着替え時間の残業代の支払い、②天引きされた引越事故責任賠償金の不当利得返還 […]

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今日の労働裁判例
Case24 退職に追い込む目的の配置転換が無効とされた事案・医療法人社団弘恵会(配転)事件・札幌地判令3.7.16労判1250.40

(事案の概要)  介護施設を経営する被告は、デイケア部門の休止に伴い、同部門の介護職員であった原告を新設のH課に配置転換(第1配転命令)しました。被告は、新たに賃借したアパートの一室をH課の事務所とし、3台のカメラを設置 […]

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今日の労働裁判例
Case23 ホテル従業員の労働者性及び不活動時間の労働時間性が認められた事案・ブレイントレジャー事件・大阪地判令2.9.3労判1240.70

(事案の概要)  社会保険料の源泉徴収を嫌って労働契約から業務委託契約に切り替えて、従前と同様ラブホテルのフロント係の業務に従事していた原告が、会社に対して残業代請求をした事案です。  原告のシフトは3日に1回程度の24 […]

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今日の労働裁判例
Case22 きつ音症状のある労働者の自殺が労災と認められた事案・国・札幌東労基署長(カレスサッポロ)事件・札幌地判令2.10.14労判1240.47

(事案の概要)  労災不支給決定に対する取消訴訟です。  原告は、新人看護師であった息子が試用期間中に精神疾患を発症して自殺したのは業務が原因であるとして労災申請(遺族補償給付等)しましたが、労基署は不支給決定をしました […]

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今日の労働裁判例
Case21 黙示の職種限定合意を認め配置命令を無効とした事案・学校法人国際医療福祉大学(仮処分)事件・宇都宮地決令2.12.10労判1240.23

(事案の概要)  本件労働者は、病院の薬剤部責任者と大学の薬学部教授を兼任する者として本件法人に雇用されていましたが、本件法人は、本件労働者のハラスメント行為を理由として本件労働者の薬学部教授の地位を解任し、病院の薬剤師 […]

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残業代
どういう場合に残業代が発生するの?

目次 1 法定の割増賃金  労働基準法に定められた条件に該当する労働を行った場合には、その労働時間に応じた法定の割増賃金が発生します。  労働基準法に定められた条件と割増率は以下のとおりです。 ①原則1日8時間又は週40 […]

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今日の労働裁判例
Case20 幼稚園教諭のいじめ、嫌がらせを理由とする精神障害発症が労災と認められた事案・国・和歌山労働基準監督署長事件・和歌山地判令3.4.23労経速2458.3

(事案の概要)  労災不支給決定に対する取消訴訟です。  幼稚園の教諭である原告は、他の教諭らからいじめ、嫌がらせ、無視等を受けたためPTSDを発症し、休職を余儀なくされたとして、労基署に労災申請をしましたが、不支給決定 […]

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今日の労働裁判例
Case19 第三者委員会が認定したパワハラを理由とする懲戒解雇を無効とし賞与請求も認めた事案・社会福祉法人ファミーユ高知事件・高松高判令4.5.25

(事案の概要)  第三者委員会が認定したパワーハラスメントを理由になされた懲戒解雇の有効性が争われた事案です。賞与請求の可否の争点となりました。  被告が運営するリハビリセンターの職員が大量に退職した原因が、センター長で […]

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