取消訴訟

今日の労働裁判例
Case33 労災事故の約2年後に発症した精神障害も労災と認められた事案・国・一宮労基署長(ティーエヌ製作所)事件・名古屋高判令3.4.28労判1251.46

(事案の概要)  精神障害の労災不支給決定及び一部不支給決定に対する取消訴訟です。  原告は、平成24年10月に業務中に頭部を機械に挟まれる事故(本件事故)により、左眼眼球破裂等の傷害を負い、平成28年には、左眼につき光 […]

続きを読む
今日の労働裁判例
Case22 きつ音症状のある労働者の自殺が労災と認められた事案・国・札幌東労基署長(カレスサッポロ)事件・札幌地判令2.10.14労判1240.47

(事案の概要)  労災不支給決定に対する取消訴訟です。  原告は、新人看護師であった息子が試用期間中に精神疾患を発症して自殺したのは業務が原因であるとして労災申請(遺族補償給付等)しましたが、労基署は不支給決定をしました […]

続きを読む
今日の労働裁判例
Case20 幼稚園教諭のいじめ、嫌がらせを理由とする精神障害発症が労災と認められた事案・国・和歌山労働基準監督署長事件・和歌山地判令3.4.23労経速2458.3

(事案の概要)  労災不支給決定に対する取消訴訟です。  幼稚園の教諭である原告は、他の教諭らからいじめ、嫌がらせ、無視等を受けたためPTSDを発症し、休職を余儀なくされたとして、労基署に労災申請をしましたが、不支給決定 […]

続きを読む
今日の労働裁判例
Case11 タイムカード上の労働時間を否定した労災不支給決定が取り消された事案・国・大阪中央労基署長(リーヴスホーム)事件・大阪地判令3.3.15労判1249.35

(事案の概要)  不動産の任意売却等の業務を行っていた労働者の、労災不支給決定(精神障害)に対する取消訴訟です。  原告のタイムカードの打刻によると、原告の時間外労働は恒常的に月100時間を超えていましたが、労基署長らは […]

続きを読む